神戸市中央区
店舗間口8.43m のファサードを眺めながら通り過ぎる時間は数秒間である。ブティックと人との点であるショウウィンドゥが興味をそそるアクセスポイントであるとすれば、その距離や面積を増大させることでコミュニケーションの時間もデータ量も増大するはずである。そこで、有機的な曲線を描きながら店内へと巻き込むように19.96m のウィンドウスクリーンを視覚的に認識させ、内と外をも曖昧にしながら店内に進みながら消失していく仕掛けを作った。
物理的に成立するコミュニケーションを促進させようとした試み。
Photography by Seiryo Yamada
2007年